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ひろしま人と樹の会 第181回現場セミナー報告書

「エヒメアヤメ植栽試験地の手入れ」


日時:2012年2月12日(日)
場所:広島空港を囲む中央森林公園

報告者:

冠野和子 (広島大学総合科学部所属、中越研究室2012年度卒論生)

【内容】
1.エヒメアヤメについての講義(中越教授)
2.エヒメアヤメ調整区の下草刈り(人と樹の会会員、NKK研究室の教授及び学生)

greengreengreenエヒメアヤメは絶滅危惧種に指定されており、NKK研究室ではクローン苗を使って野外実験を行い、里山の機能評価を試みている。本実験は今年で16年目となった。
エヒメアヤメ(Iris rossii)は、本州の中国地方、四国地方、九州地方、そして、日本に分布域が拡大する前の中国・朝鮮半島に分布するアヤメ科の多年草である。特徴は、背丈が低く、春に4cmほどの小ぶりで青紫の花を咲かせる。繁殖力が高い植物ではなく、里山が放棄された場合エヒメアヤメは生育できなくなる。事実、近年エヒメアヤメが各地の生息域から消失している。今回使用したクローン苗は、もともと園芸用に栽培されていた個体を元に作られたものである。かろうじて自生している個体群と交雑が起こらないように、花粉の飛沫距離を考慮したうえで中央森林公園が実験地に選択された。

greengreengreen今日は、エヒメアヤメが自生する環境づくりのために下草刈りを行った。エヒメアヤメは、開けて明るい草地に生える。他の草が繁茂している環境では、生育しにくい為、下草を刈る必要がある。里山として活用されている時期には家畜の食料として、秋季に草刈りが行われていたが、草の休眠期を考慮し今日のような冬季に行うこととなった。


greengreengreen中越教授とボランティアの方3名、そして私たち学生10名で行った。作業は鎌と電動の草刈り機で行った。
greengreengreen疲れきったところで、作業全体が終了し、職員さんより閉会の言葉をいただいて解散となった。解散後に、途中となっていたエヒメアヤメについての講義と留学生のお土産のインドネシアのお菓子をみんなで食べ、糖分を補給した。

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